連携による金融経済教育機会の拡大を

まず、金融庁 金融経済教育推進室の藤岡室長から、今回の訪問趣旨が説明されました。藤岡室長は、ワニー参事官が本年2月に金融担当大臣より「資産形成促進と金融経済教育の推進を担当する参事官」に任命されたことに触れ、地域における金融経済教育のさらなる充実に向けた連携強化をお願いするために訪問した旨を伝えました。
続けて、官民一体で設立されたJ-FLEC(金融経済教育推進機構)について、無料で中立・公正な講師を学校や職場へ派遣していることを説明し、「J-FLECは、静岡県でも既にご活用いただいていると思いますが、今後もさらにご活用いただけますと幸いです」と呼びかけました。
続いて、静岡財務事務所の小田川所長より、金融経済教育の重要性と静岡県内における取組の現状について説明が行われました。
小田川所長は、国民一人ひとりが「幸せで安心した暮らし」を実現するためには、お金に関する知識や判断力である金融リテラシーを身につけることが極めて重要であると強調し、政府として「金融経済教育を受けていただく機会を広く国民の皆様に提供していく」方針を進めていると述べました。
その上で、政府が「令和10年度末を目途に、金融教育を受けたと認識している人の割合が20%になることを目指している」という目標を共有し、静岡県内の現状が7.2%であるものの、金融経済教育の需要の高さも示唆されると報告しました。そして、静岡県、静岡県金融広報委員会、県内の金融機関の皆様と連携して、金融経済教育を推進すべく、協力を要請しました。
金融トラブル防止に向けた金融経済教育の推進を!

これに対し、鈴木知事は、金融経済教育を推進していくことへの強い共感を示し、具体的な金融リテラシー向上による県民保護の必要性を力強く訴えられました。
「県民の皆様が正しい金融知識を持って資産形成をし、豊かで安全に安心して暮らす上で、金融経済教育は極めて重要であると認識しています。特に、デジタル化が進む中で投資詐欺などの金融トラブルも多発しているので、正しい知識がトラブルを未然に防ぐことにもつながると考えます。学校や職場など、金融広報委員会をはじめ関係各所と連携して金融経済教育に努めていきたい」と、金融リテラシー向上によるリスク対策への重点的な取組と、今後の連携強化について述べられました。
さらに、「金融庁や財務事務所、そしてJ-FLECの取組に心より感謝申し上げます。県としても、この連携をさらに強化し、知恵を出し合って施策を推進してまいります」と、官民一体での取組への感謝と決意を表明されました。
対談後、鈴木知事とワニー参事官は笑顔で名刺交換を実施しました。
終始、鈴木知事の温かいおもてなしと、金融経済教育推進に向けた一体感が感じられる表敬訪問となりました。
