
シニア世代が県内の金融リテラシー向上のカギに!?

福岡財務支局佐賀財務事務所の森山所長からは、金融経済教育の方針や佐賀県内における取り組みについての説明がありました。「具体的な取り組みとして、金融庁では各地の表敬訪問やイベントを開催し、財務局では金融犯罪の被害撲滅に向けた関係者連携会議や県民に向けた家計管理・資産形成に関する講義の実施に加え、佐賀大学などで学生に向けたアクティブラーニング形式の金融経済教育に関する講義を提供しています。また、J-FLEC(金融経済教育推進機構)では、様々な金融経済教育のテーマに対応することができる”認定アドバイザー”による出張授業を行っており、子供から大人まで受講ができる講義の利用の拡大に取り組んでいます。」
この説明を受けて山口知事は、シニア世代を対象とした学びと交流の場である「ゆめさが大学」との連携を提案し、「金融トラブル防止の観点でも、シニア世代の方たちが改めて学ぶのは重要じゃないかと思います。そこで学んだことは、孫や他の家族、友人にも話したくなるだろうし、そうすれば金融教育が広まっていきますよね」と今後の展望を話しました。
森山所長は、金融広報中央委員会が実施した「金融リテラシー調査(2022年)」の結果を挙げながら「佐賀県は残念ながら全国平均よりも(リテラシー調査の結果が)低い状況ですが、県民のみなさんにとっても、金融経済教育の充実は重要なことと考えています。豊かで安心した暮らしの実現のためにも、官民一体で”佐賀さいこう”を目指し、一層の連携強化にご理解とご協力をお願いいたします」とお願いし、山口知事もそれに応えていました。

最後に、山口知事、森山所長、ワニー参事官との記念撮影が行われ、「佐賀さいこう」の合図とともに和やかな雰囲気で表敬訪問が終了しました。