兵庫県全体での金融リテラシー向上へ!

まず、金融庁 金融経済教育推進室の佐藤補佐より、ワニー参事官の紹介がありました。2018年の「つみたてNISA制度」創設とともに誕生したワニーサは、これまでの資産形成促進における成果が評価され、現在は、金融リテラシー向上を目的とした金融経済教育の推進も担っていることが説明されました。さらに、2024年4月に官民一体で設立されたJ-FLEC(金融経済教育推進機構)について、職場や学校に中立・公正な講師を、無料で派遣する取組を、全国で展開していることが紹介され、兵庫県内での積極的な活用が呼びかけられました。
続いて、近畿財務局 神戸財務事務所の村上所長より、県民のファイナンシャル・ウェルビーイングの実現、すなわち一人ひとりが経済的に自立し、安心かつ多様な幸せを実感できる暮らしの実現に向け、金融や経済に関する知識・判断力を身につける重要性が述べられました。
また、政府は令和10年度末を目途に「金融経済教育を受けたと認識している人の割合」を20%まで引き上げる目標を掲げていることが共有され、関係部局とのさらなる連携強化と、J-FLEC講師派遣事業の活用が求められました。
具体的な取組としては、特設サイトや公式SNSを活用した金融庁による情報発信、子育て世代や学生など幅広い世代を対象とした財務局によるマネー講座・出張授業、投資詐欺などの金融トラブル防止に向けた啓発活動等が紹介されました。
村上所長は、「兵庫県の金融経済教育担当部局の皆様と金融庁、近畿財務局、およびJ-FLECが連携し、地域における金融経済教育の一層の充実を図っていきたい」と述べ、今後の協力を呼びかけました。
三者連携で金融教育を推進

齋藤知事は、資産形成やNISAといった取組を教育現場に普及させる重要性に、強い共感を示されました。その上で、兵庫県の取組について、「学校現場では学習指導要領に基づき、児童・生徒の発達段階に応じた金融経済教育を実施しています。また、大学生をはじめ幅広い県民に向け、消費生活センターを通じた出前講座も行っています」と紹介しました。
また、出前講座では、近年増加する投資詐欺などの悪質商法への対策とあわせて、金融知識の向上にも資する啓発に取り組んでいることが説明されました。
今後の広域的な連携については、「県民の金融リテラシー向上には、金融庁や財務局との連携が極めて重要です。本日は兵庫県の『はばタン』も同席しており、ワニー参事官やキンザイキャッツとの“三者連携”により、イベント等を通じて子どもからシニア世代まで、幅広く情報を発信する機会を創出したい」と述べ、今後の抱負を語られました。
締めくくりとして、齋藤知事とワニー参事官による名刺交換が行われました。その後、近畿財務局のマスコットキャラクター「キンザイキャッツ」および「はばタン」との記念撮影が行われ、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。兵庫県におけるファイナンシャル・ウェルビーイングの実現に向け、官民一体の取組をさらに推進していく機運が高まりました。
