当日は、MCの祇園、ジョイマン、すゑひろがりず、オレンジ田中が出演し、金融庁のワニーサ、日本証券業協会のとうしくん、うんこ先生(文響社)、そして愛知県警察のシンボルマスコット「コノハけいぶ」などの人気キャラクターも加わり、会場を賑わせました。
名古屋大学チアリーディング部とのコラボパフォーマンスで開幕!

イベントのオープニングでは、名古屋大学チアリーディング部の皆さんが「ワニーサ応援団」として登場し、ワニーサ出演のミュージックビデオに合わせてスペシャルパフォーマンスを披露しました。ワニーサのキレキレのダンスに祇園の木﨑からも「日に日にダンスがうまくなってるね」と称賛のコメントが送られました。
ステージでは、ワニーサがNISAを広める役割に加え、金融経済教育を推進する「参事官」に昇進したことや、愛知県の大村知事を表敬訪問したエピソードが紹介されました。会場の子どもたちからは「ワニーサ!」と親しみを込めた呼び声が上がり、温かい雰囲気に包まれました。
続いて、ゲストのジョイマン、すゑひろがりず、とうしくんが登場。将来のお金への備えや、家族とのお金の話についてトークが繰り広げられた後、ワニーサと芸人を代表してジョイマンが高らかに開会を宣言しました。
ワルーサ襲来!お金の知識で世界を平和に!
開会宣言の直後、雷の音が鳴り響き、お金の管理が大っ嫌いで無駄遣いが大好きだという悪のキャラクター「ワルーサ」(オレンジ田中)がステージに乱入。「お金の管理が大嫌いで無駄遣いが大好き」というワルーサはイベントを壊そうとし、とうしくんを人質にとり、「とうしくんを返してほしければ、お金にまつわるクイズに全問正解してみろ!」というミッションを突きつけました。

とうしくんを助けるため、会場の子どもたちと一緒にワルーサが出題する○×形式のお金にまつわるクイズに挑戦しました。
見事全問正解したものの、抵抗を続けるワルーサに対し、最後は笑いの力でとどめを刺すことになりました。クリスマスツリーの前でサンタ姿に扮したすゑひろがりずはNISAを絡めながら得意の和風ネタで会場を沸かせ、ジョイマンはワニーサと共に「資産形成~家計が安定~不安が解消~毎日爆笑」と軽快なラップを披露。2組の活躍で見事ワルーサを撃退し、平和を取り戻しました。

このステージを振り返り、ジョイマンの池谷は「お子さんがお金のことについて詳しくてびっくりしました」と驚き、すゑひろがりずの南條も「みんな参加してくれて、楽しくお金の勉強ができました」と感想を述べました。
大人向けトークショー「学ぼう!お金の知識 みんないっしょに幸せ家族」

続いて、大人向けのトークショー「学ぼう!お金の知識 みんないっしょに幸せ家族」が開催されました。ステージにはMCの祇園、ゲストのジョイマン、すゑひろがりず、そしてJ-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーの川口由美さんが登壇しました。川口さんは、幸せな家族になるために大切なお金の知識として、「ライフプランニング」「家計管理」「資産形成」の3つのポイントを挙げ、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説しました。
まず「ライフプランニング」の話題では、人生においてやってみたいことや成し遂げたい夢について聞かれると、ジョイマンの高木は「小さな家でもいいので家を買い、犬を飼い、庭にはお花を植えたい。そしてそこでみんなでラップをしたいです」と、ユーモアを交えつつマイホームの夢を語りました。
さらに、老後について聞かれたジョイマンの池谷は「奥さんと『60歳以上になったらどうしようか』という話をしています。60歳になったらたくさん海外旅行したいです」と具体的なライフプランを披露しました。
一方で、すゑひろがりずの南條からは「子供の将来や教育を一番に据えていて、老後が後回しになってしまっている。漠然と不安はあります」と、子育て世代ならではの切実な悩みが語られました。これに対し川口さんから「少しずつでも意識することが大切」と、まずは意識を持つことから始める大切さが伝えられました。
次に「家計管理」へと話題が移ると、南條が「どれくらい使ったかを銀行のアプリなどで常に見るようにしています」と、最近になり意識が向上していることをアピールしました。川口さんは「まずは気にすること、見て見ぬふりをしないことが重要です」と説明し、家計管理のコツとして支出を「ニーズ(必要なもの)」と「ウォンツ(欲しいもの)」に分ける考え方を紹介しました。
この説明に対し、出演者からは「吉本興業ならではの『後輩におごるルール』などは線引きの判断が難しい」という芸人特有の質問が飛び出しました。これを受けて川口さんは、「きっちり住み分けをする必要はなく、自分の中で『ニーズ』という考え方をすることが重要です」と回答。「自分だけで判断するのが難しい場合は、奥さんとすり合わせたり、文字に起こしたりすることで冷静に判断ができます」と、迷った時の解決策を提示しました。
さらに「資産形成」や投資のテーマでは、リスクを抑えるための「長期・積立・分散」のコツについて説明がなされました。話題がNISAやiDeCoに及ぶと、実際にNISAを始めている芸人も多く、会場の出演者たちは一層真剣なまなざしになり、興味津々の様子でお金の勉強に臨んでいました。

トークショーの途中には、愛知県警察のシンボルマスコット「コノハけいぶ」が登場する場面もありました。昨今、携帯電話をきっかけとした詐欺被害が急増している状況を受け、防犯対策を呼びかけるCMを会場の全員で視聴しました。 CM内で便利な防犯アプリが紹介されると、芸人たちからは「そんなアプリがあるんですか!自分の親にも言っておいた方がいいですね」と驚きのリアクションが続出。あわせて、「必ず儲かる」「特別な投資情報がある」といった言葉で誘勧する手口への注意喚起も行われ、資産を「増やす」だけでなく「守る」大切さも共有されました。
すゑひろがりずの三島からは、自身も詐欺の電話がかかってきた経験を語りさらに注意喚起を行いました。
最後に川口さんから「ぜひご家族の方と家計について話したり、お金のポイントを踏まえて資産を増やしたり、そして夢を実現することも考えてみてください」と来場者にメッセージが送られ、会場全体が将来への希望と前向きな空気に包まれて大人向けのトークショーは幕を閉じました。
「うんこお金ドリル生活編」で楽しく学ぶ!
続いて、子どもたちに大人気の「うんこ先生」が登場する「うんこお金ドリル生活編」が開催されました。MCの祇園とすゑひろがりずも加わり、お金の使い方に関するクイズに挑戦しました。

クイズでは「友達から『お金を貸して!』と言われた。どうすればいい?」など具体的な場面をイメージした問題が出題されました。大人も一緒に参加して、親子で学べるイベントとなりました。
授業の最後には、子供たちからは満場一致で楽しかったと声があがり、イベントを楽しみながらお金について学べた様子が伺えました。
南條からは、「これからは子供が小さい時から、家族でお金の話をしていくことは重要なんだなと思いました。家に帰って子供と話したいなと思いました」と、親目線での実感を込めた感想を語りました。
イベントのフィナーレにはワニーサも再登場。会場のみんなが最後までしっかりと学んでくれたことに感動し、その喜びを体全体を使って表現する微笑ましい場面もありました。 MCの木﨑は、「子ども向けの内容でも、当たり前のようでいて意外と大人も分かっていない部分があり、ハッとさせられる瞬間がありました。僕自身も改めて勉強したいと思いました」と、イベント全体を通しての気づきを述べました。
最後は、会場全員で心を一つに「お金って~たいせつ〜!」と元気よく掛け声を行い、大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。
ステージ以外のイベントも盛りだくさん!

この日は、ステージショー以外にも様々な企画が用意されました。会場の1Fガーデンコート(屋外)には、協力企業・団体の体験ブースが並びました。
体験ブースでは、「貯金箱を作ってお金の大切さを知ろう!」(愛知県金融広報委員会)、「詐欺の仮想体験&サイバー○×クイズ」(愛知県警察&名古屋市)、「挑戦!!銀行員への道!!」(あいち銀行)、「自分だけのミニカーづくりに挑戦しよう!」(トヨタ)、「桃鉄投資クエスト」(名古屋銀行)などが実施されました。
ミニ講義プログラムも開催され、SMBCグループ提供の「マインクラフトで学ぶクエスト・オブ・ファイナンス~勇者の武器はお金の知識~」 や、「うんこお金ドリル 経済編~クイズに挑戦しながら、世の中のお金の動きを学ぼう~」(財務省東海財務局)、「おいしい食品をつくるために」(カゴメ)、「クルマ屋さんの仕事とお金のおはなし」(トヨタ)などが実施されました。
参加者は、ワニーサグッズがもらえる「ワニーサ輪投げ」や、「ワニーサのおかねスタンプラリー」を楽しむことができました。又、アンケートに回答した方には、素敵な「ワニーサ」キーホルダーがプレゼントされました。
今回の「ワニーサと学ぶ 未来のためのお金の教室 in 名古屋」は、親子で楽しみながらお金の大切さや使い方、管理方法、そして未来に向けた資産形成について、体験や講義、ステージイベントを通して学べる、貴重な機会となりました。
